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トレインスポッティング

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誰もが何時でも-青春-を感じる事ができる。思い出に浸る、映画を観る、音楽を聞く、酒を飲む、友達と騒ぐ、クスリでぶっ飛ぶ、・・・などの行為によって。

 -青春-と言う言葉には、現実、自分というものが置かれている状態からの逃避、また夢、幻想、理想を思い描くという意味合いが含まれていると俺は思う。
 そして、正にトレスポの主役達はその-青春-の真っ只中にいた。ユアンは現実を捉える事ができず、クスリを打ち、それを止めようと決心しても出来ず、自分の国に誇りを持てず、不満を吐く。

 ・・いや、そもそも捉えるべき現実なんて在るのか?誇りを持つべき国なんて在るのか?そう、これこそ全ての事が疑問に,そして嘘っぱちに思えて来た90年代、では無いだろうか?ユアンのあの姿はあまりに俺達に似ている。

 現実とは辛いものだ、でも頑張ればどうにかなる、時代に取り残されるな、それが不幸だ絶望だ、なんて思わされてしまった。思ってしまった。なにも見えなくなってしまった。そして-青春-こそが、リアルってものになってしまった。

 でも、ダニ-・ボイルは、 ユアン・マクレガ-はそれこそが嘘だ、クソッタレだって言って鮮やかな脱出をしてみせてくれた。ボ-ンスリッピ-の鳴り響く中、この社会で最も信頼の置ける金を手に全力疾走。最高だ。そしてあまりにも絶望的だ。

 金を持って逃げろってか?・・・
 
 いや、もうすでに俺達は金を握り締めて逃げ出してしまっている。
 嘘じゃない、トレスポだけが90年代だった。


(katana for 19歳dattakoronomama)
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