スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マリー・アン・トワネット

20070405000303.jpg


退屈な世界 晴れることの無い気分。
そりゃあ幸せなんだろうけど、とりあえず憂鬱で、喪失感もぬぐえなくて。

なんだろう、初めからマリーアントワネットは誰かに似ている。
彼女の富を支えるために誰かが、どこかで貧しさに苦しんでいるのも。

全てがわずかにずれながら、チグハグなままストーリーが進んでいく。音と映像。気持ちと映像。監督と観客と。夢と理想と。そして、マリーアントワネットと世界と。

見事に現代に生きている人々の違和感を表していると思う。
シューゲイザーの優しいノイズの様にぼやけて、少し温かくてわからないんだけど、只、違和感だけはハッキリと感じる。

なにかが違う って。
自分とそれを取り囲む世界とにずれを、チグハグさを感じる。ぼんやりとだが、決定的に。

そして、その違和感をなかった事のように暮らしていく。
有り余る力があるのにも関わらず、自分らしさに終始する。それで良いんだろうし。其れしかできないし。
せめてすこしは、自分らしく。

そう、マリーアントワネットの様に。

そしてその最後。更にどこへ向かっているのかわからない微妙な不安を表現したラスト。
―正に。
痛烈な現代への皮肉と批判。されどPOP。これが映画だ。


(katana)
スポンサーサイト

COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。